■ 難病の神経変性疾患で1年以上植物状態だった幼児アルフィー・エバンズちゃん=写真=が4月28日、リヴァプールの小児病院で1歳11ヵ月の若さで亡くなった。息子の回復を信じていた両親が、国を相手に、いくつもの裁判で闘っていたことからも、アルフィーちゃんの未来が世界的に注目されていた。
写真:© Facebook
アルフィーちゃんの父親、トム・エバンズさん(21)と母親、ケイト・ジェームズさん(20)は、最初の裁判で「回復の見込みはなく、延命措置は中止せざるを得ない」との判決が下された後に控訴、最高裁や欧州人権裁判所へ治療継続を訴えていた。4月23日にイタリアがアルフィーちゃんに市民権を与え、両親はローマでの治療を望んだものの同日、最高裁判所が下した判決に基づき、病院はアルフィーちゃんの人工呼吸器を外した。さらに、裁判所は生命維持装置が外された後で海外へ移動することを認めなかったため、このことに失望した支援者たちが病院前で抗議活動を始めるなど緊張が走っていた。
アルフィーちゃんは人工呼吸器を外した後も約4日間、自力呼吸で生き続けたが、28日未明、両親に見守られる中、静かに息を引き取った。
支援を表明していたローマ法王はツイッターで「深く胸を痛めています。彼が神に抱擁されるよう祈ります」と声明を出した。支援者は死を悼んで、数百個の風船を空へ放った。トムさんはアルフィーちゃんを『剣闘士』だと讃え、「剣闘士は盾を置き、午前2時30分に翼を授かりました。胸が張り裂けそうです」とフェイスブックに心境を明かしている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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