英国のスーパーマーケット・チェーンでは、買い物のたびにポイントがたまる、ロイヤルティ・カードをそれぞれ独自に発行しているケースが多い。
ウェイトローズでは「myWaitrose」と呼ばれるカードを発行しており、会員になると、店舗内に設置してある会員専用のコーヒー・紅茶マシーンで、無料で飲み物を楽しめる特典がついている。人気の高い特典だけに、年間で5200万個もの紙コップが消費されているが、昨今の、「反プラスチック」への動きにあわせ、ウェイトローズでは、紙コップの供給ゼロを目指すことを発表した。「メトロ」紙が報じた。
日本語では「紙コップ」と呼ばれるものの、実際には、液体を入れるためにプラスチックのコーティングが中にほどこされていることから、通常の紙とは異なる。リサイクル処理に多額の費用が必要であり、おびたただしい数のコップを消費するコーヒーショップ・チェーンにとっても、頭の痛い問題となっている。
英国では、環境保護のため、プラスチック(ビニール)の買い物袋に続き、ストローや、プラステチック製のナイフ・フォーク、スプーン、コップの使用をやめようという動きが活発化。各企業では、消費者にアピールするため、様々な取り組みを行っている。
ウェイトローズでもこの流れにあわせ、コーヒー・紅茶マシーンを利用する「myWaitrose」会員向けに、今まで用意していたコップを今年の秋までにすべてなくす方針。まずは、4月30日から、9つの店舗で試験的にコップの供給を休止する。ただ、繰り返し使えるコップを持参すれば、引き続きコーヒー・紅茶は無料で飲むことができるという。
「好きなスーパーマーケット」で、3年連続1位を保持していたウェイトローズだが、その座をドイツ系格安スーパーの「アルディAldi」に奪われ、また、業績でも苦戦を強いられていることが伝えられる。紙コップの供給停止で、環境保全と、経費削減の両方が実現できれば、文字通り、一石二鳥というところか。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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