■ ロンドン南西部に住むリチャード・オズボーン・ブルックスさん(78)=写真右=が4日、家に不法侵入したヘンリー・ヴィンセントさん(当時37)=同下=を刺し殺す事件が発生。以降、正当防衛の是非に関する議論が巻き起こったが、事態は新たな局面を迎えた。英各紙が伝えた。
オズボーン・ブルックスさんは4日、過失致死容疑で逮捕されたものの、翌日には釈放され、後に正当防衛が認められた。しかし遺族からの復讐が懸念されることから、身の安全のため別の場所で生活しているとされる。
一方で、ヴィンセントさんを失った遺族の悲しみは増すばかり。現場周辺に遺族や友人らが次々と弔問に訪れ、オズボーン・ブルックスさん宅近くの塀は、花やカード、風船などでさながら聖堂のようになったという。
ところが、近所住民らはこれをオズボーン・ブルックスさんへの嫌がらせと不快に感じ、塀にくくりつけられた花などを撤去。住民らは「これが普通の人だったら話は違う。自分の家に不法侵入されていた可能性だってあるんだ」「花が置かれているのは住宅地で、不適切な場所。しかも不法侵入者は追悼をささげるに値しない」とコメント。住民と遺族らは対立する形になっており、現場一帯には不穏な空気が漂っているという。
これに対し、「犯罪に手を染めていたとはいえ、ヴィンセントさんも1人の人間。死者を悼む遺族の権利が奪われるべきではない。『祭壇』はそのまま残されるべきだ」との声も上がったが、地元自治体は警察との話し合いの結果、花束を移動させることを決定。15日に自治体職員が現地へと足を運び、花やバルーンを近くの公園に移動させたとされる。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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