【英国も注目!】これが日本の職場の常識⁉妊娠は順番を守りましょう⁉

「子どもができてすみません―」。喜ばしい出来事であるはずの妊娠を、職場で謝罪する日本人保育士とその夫。日本における『マタハラ』の実情を「テレグラフ」紙(電子版)が報じた。
写真:イメージです。© Oyvind Holmstad

園長が決めた暗黙のルールを破って先輩より先に妊娠した女性保育士の夫(28)が妻の職場に出向いて謝罪。顛末を毎日新聞に投書したことで表面化したこの問題は日本国内でも物議を醸した。夫は「保育士は自分たちの子供を犠牲に、この国の未来を担う他人の子供を育てている高貴な仕事だ」と語るが、保育士を取り巻く労働環境は低賃金や長時間労働など決して良いとは言えない。加えて、一部の保育園や幼稚園では「先輩より前に妊娠してはならない」など、職場には妊娠をめぐる暗黙のルールがあるという。

先述の保育士が勤める愛知県名古屋市内の市立保育園では、園長が保育士の結婚・妊娠・出産の順番を決めており、この順番を破った保育士はルール違反だと叱責され、肩身の狭い思いをしながら働いているという。

安倍政権が掲げる「女性が輝く日本」のスローガンに反し、昨年発表された世界男女格差指数で日本は、144ヵ国中114位だった。止まらぬ少子化、待機児童など子供をめぐる社会問題は山積しており、このようなマタハラも保育士に限られたことではない。

化粧品会社に勤務する26歳の女性は、35歳までは妊娠してはいけないと言われ、22名の女性社員に送られた出産と育児計画に関するメールで「自分勝手な行動は処罰の対象となる」と警告までされたという。同女性は「私は不妊の問題も抱えている。これでもし私が子供を持つ機会が得られなかったら、雇い主らはどう責任を取ってくれるのだろう?」と不安そうに語っていた。

▼保育士 妊娠の「順番決め」はなぜ起きた?© 毎日新聞

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)