学校を休ませてホリデーへ…親への罰金2400万ポンド!

■ 英国の小・中学校では、夏休みとクリスマス休暇以外に、イースター前後、そして2月、5月、10月に「ハーフターム」と呼ばれる1週間ほどずつの休みがあるのが一般的。こうした定期休暇を利用して旅行に出かける家族は少なくないが、この期間は航空運賃もホテル代も一気に値上がりし、高くついてしまうため、親たちの悩みの種となっている。学校では、学期中に休暇旅行に行くことを禁じていることから、休み以外の期間に学校を休んで家族旅行を計画する場合は、すべて無断欠席扱いとなる。

イングランドとウェールズの自治体では無断欠席に対して罰金を科しており、この3年間で2400万ポンドの罰金が請求されたことが分かった。

イングランドとウェールズ(スコットランドと北アイルランドでは罰金は科されていない)の155の地方自治体で、この3年間で罰金が科された件数は約40万件にのぼることが判明。2017年には、無断欠席を理由に罰金を科された子供の数は平均で1000人中12人となっている。

BBCの調査によると、一部のカウンシルでは、罰金請求件数が平均の5倍に達するとされ、最多はワイト島(1000人中64人)。北部インフランドのヨークシャーにあるイースト・ライディング自治体(1000人中63人)、イングランド南東部サフォーク(1000人中60人)がこれに続く。

しかしたとえ罰金を科されても、学期中に旅行に行く場合のほうが割安だとして子どもを休ませる親は後を絶たず、中には、最初から罰金を、家族旅行の予算の一部として確保する親さえいるという。

例えば、ブレインさん一家は、夫人のハナさんと子ども3人という家族構成だが、通常4500ポンドのフロリダへの旅行費用が学校のホリデー期間には8000ポンドにも跳ね上がると嘆き、9月に2週間、罰金60ポンドの警告を無視し、ホリデーに出たと告白。「同じような機会があれば、ためらうことなく、また学校を休ませてホリデーに出るだろう」と話している。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

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