財団法人「Varkey Foundation」が、教育界のさらなる向上を目指す目的で、世界中の教職者を対象に設けている「Global Teacher Prize」。文字通り、世界一の教師に贈られる賞だが、173ヵ国、3万人に及ぶ他薦自薦のエントリーの中から、ロンドンで教鞭をとる女性教師がこのほど優勝を勝ち取り、話題となっている。「メトロ」紙が報じた。
「Varkey Foundation」は、インド人実業家で、世界規模で幼稚園、小学校を展開するサニー・バーキー氏が設立した慈善組織。
今回優勝したのは、ロンドン北西部、ブレントのアルパートン・コミュニティ・スクールで、美術・テクスタイルの授業を受け持つ、アンドリア・ザフィラコウさん(39)。ザフィラコウさんは、ヒンディ語、タミール語などを含む35の言語で、あいさつなど基本的な言葉を習得し、少数民族の出身である保護者たちが、少しでも、地域にとけこみやすくなるようにと配慮。多様な民族出身者から構成されるクラスでの授業に様々な工夫をこらし、それを同僚の教師たちとも共有するかたわら、ときには家庭訪問も敢行するなど、「人種のるつぼ」といわれるロンドンの学校ならではの悩みと向き合いつつ、改善策を次々に考案。その熱意と創意工夫が評価された。
3万のエントリーの中から、最終選考の173人に選ばれ、さらに優勝したことを告げられたザフィラコウさんは、全身で喜びを表現=写真(「メトロ」紙より)。アラブ首長国連邦のドバイで行われた表彰式では、F1の人気ドライバー、ルイス・ハミルトンさんから賞を贈呈された。 賞金は100万ドル(71万5000ポンド)。規定により、優勝者は5年間は現役で教職を続けることが義務付けられており、賞金は毎年、5分の1ずつ、支払われることになっているという。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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