■ 年収が10万ポンド(約1500万円)あっても自分を金持ちだと思えない人が3割を超えるという。「足るを知る」ことができない人間の弱さを暴くようなアンケート結果を「テレグラフ」紙が紹介している。
英国のメディア王で大富豪だった故フェリックス・デニス氏(2014年に死去)が作った、所有資産額に応じて金持ちの程度を決めるリストによれば、100万~200万ポンド(約1.5億~3億円)程度の資産を持つ程度では「不自由なく暮らせる程度の貧乏人」に区分され、「いっぱしの金持ち」となるには7500万~9900万ポンド(約110億~146億円)の資産が必要だという。
庶民からすればあきれ返るしかない内容だが、海外送金大手が行ったアンケートによれば、今もなお、金持ちが抱く感覚が庶民の感情と大きくかけ離れていることが明らかになった。アンケートの対象者が英国の上位5パーセントにあたる年収10万ポンド以上の高額所得者で、そのうちの3人にひとりは海外に不動産を所有するほどであったにもかかわらず、自分が金持ちだと感じている人はわずか6割。日常の買い物や旅行で、お買い得商品を探していると答えた人も6割を超えた。
労働党は昨年5月、年収8万ポンド以上に対しては高額所得者として追加税を徴収する案を提案。リサーチ会社YouGovが2017年に行った調査でも、回答者の半分以上が、最も高い税率で徴収される年収4万5000ポンド以上の人を「裕福だ」と認識していた。あともう少し収入があればと考える人は多いだろうが、どこまでいっても、幸福に安心して暮らすのは難しいようだ。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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