平和が長く続くと、人の関心は自分の健康に向かうようだ。近年英国では、ベジタリアンやヴィーガン(ミルクをはじめ、動物性のものは一切口にしない絶対菜食主義者)、そして「flexitarian」と呼ばれる、都合によって菜食主義になる人の数が増加の一途をたどっているが、殺生を避けるためというよりは、健康増進のためというのがホンネである人が少なくないと思われる。
しかし、この健康への飽くなき思いが、むだに捨てられる食物の増加を招いていると指摘されている。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
家族の中でも、普通に何でも食べる人がいたり、ベジタリアンがいたり、ヴィーガンがいたりと、それぞれ主張が異なるケースが珍しくない、ここ英国。平均的な家庭では、主義が異なる子どもやパートナーのリクエストに応えるため、2種類の食事を作ることが一般化していることが判明。さらに、3種類の食事を用意する家庭も2割にのぼったことが分かった。
この結果、食べ残しの量も、頻度も増加。350万世帯で、年間700万トンもの食料がむだに廃棄されているが、この量は増加の一途をたどっていると懸念が示されている。
調査を行った、大手スーパー・チェーン、セインズベリーズでは、「残ったものを翌日のランチに活用するだけでも、大きな違いが生じる」と、工夫を呼びかけている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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