昨年12月に他界した、エルトン・ジョン卿(70)の母、シーラ・フェアブラダーさん(享年92)=写真右下=が、息子であるジョンさんに遺したのは花瓶2つと、ジョンさんの祖父の写真など、きわめて限られていたことが明らかになった。「デイリー・メール」紙が伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。
ジョンさんの代わりに遺言の中で厚遇されたのは、ジョンさんの元運転手兼秘書を30年にわたって務めたものの、2008年にけんか別れした、ボブ・ハリーさん=同右上。シーラさんの遺産、53万4,000ポンドの約半分、25万ポンドがハリーさんに譲られたことが分かった。
ハリーさんは、ジョンさんにとって、古くからの友人でもあったが、2008年に解雇された。その際、ジョンさんはシーラさんに電話をかけ、ハリーさんと絶縁するように迫った。しかし、シーラさんがそれを断ると、ジョンさんは激怒し、それからシーラさんと一切連絡をとらなくなってしまったという。
2016年2月に、母親のシーラさんと仲直りしたことを公表したジョンさんは、2017年暮れにシーラさんが亡くなった時には、悲しみをインスタグラムに投稿したメッセージの中でつづったが、シーラさんは、最期を迎えるにあたって別の思いを抱いていたようだ。
2015年のインタビューで、ハリーさんのことを「息子のようなもの。いつもよくしてくれる。近くに住んでいて、(私のことを)気にかけていてくれる」と説明していたシーラさんは、遺言の中で、ジョンさんのとった行動が不条理だったことに抗議した形。
推定資産3億ポンドといわれるジョンさんにとって、50万ポンドなど、大きな金額ではなく、一ペンスももらえなくともなんともないが、シーラさんが最後の最後にとった抗議の姿勢に何を思っただろうか。
まさにお金では買えないものがあるというところか。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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