新しい命のため…葉酸を積極的に摂取すべし!

■産まれてくる赤ちゃんを先天性欠損症から守るために、小麦粉の葉酸(Folic acid=ビタミンB群の一種)含有量を増やすべきだ、という新たな呼びかけが英政府に行われている。BBCが報じた。

 葉酸は妊娠前の女性が摂取すべき栄養素の1つで、産まれてくる赤ちゃんの脳、脊柱、脊髄の発達異常である神経管欠損を防ぐ作用があることが立証されている。しかし4人に3人の英国人女性の摂取量は基準に達していないという。
 今まで葉酸の摂取上限は1日1ミリグラム。過剰摂取は下痢やけいれん、睡眠障害、混乱、吐き気、脳卒中などを引き起こす可能性があると言われていたが、最新の研究ではどんなに多くの葉酸を摂取しても身体に害はないことが判明(しかし、確実に安全だというにはまだ証拠が不十分だという声もある)。小麦粉の葉酸強化は既に世界80カ国以上で行われているが、英国では先延ばしにされてきた。
 米国では1998年に小麦粉の葉酸強化を行ってから、神経管欠損の割合が23%減少。葉酸を小麦粉に追加する費用は、わずか数ペンスだという。
 健康と社会的介護(Health and Social care)局の広報担当者は「未来のお母さんたちには健康的な妊娠をして欲しい。NHSのガイドラインでは、妊娠前から妊娠12週まで1日400マイクログラム(0・4ミリグラム)の葉酸を摂取するよう推奨している。神経管欠損のリスクを減らすためにも、葉酸が豊富な食材を積極的に食べて欲しい」とコメントしている。

葉酸が含まれている食材
・ほうれん草、ケール、ブロッコリースプラウト、キャベツ、ブロッコリー
・豆類(エンドウ、黒目豆)
・イースト、牛肉エキス
・オレンジ、オレンジジュース
・小麦ふすま、全粒粉
・鶏肉、豚肉、貝、レバー

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)