[お騒がせライアンエアー] カップルを わざと離ればなれに⁉

■ パイロット不足による大量フライトキャンセル、手荷物ポリシーの変更による混乱など、欧州最大の格安航空会社、ライアンエアー(Ryanair)による騒動は枚挙に暇がないが、この度、同社が座席指定料を徴収するため、グループ搭乗者の座席を意図的に隣の席にならないようにしている疑惑が明らかになった。インディペンデント紙(電子版)が報じた。

英民間航空局(CAA)によると、各航空会社で座席指定料を支払わずに搭乗した4000人を対象にした調査で、同じ便を利用した同行者(友人、家族、同僚)と離れた席になった人は、全体で18%だったのに対し、ライアンエアーでは35%に上ったという。また、カップルや大人数のグループは往々にして、飛行機全体に座席が散らばり、真ん中の座席になることが多いとされる。

オンラインで事前にチェックインと座席指定ができた場合は別として、空港でチェックインした際、カップルや家族にも関わらず、座席をバラバラにされた経験のある読者も多いのではなかろうか。満席であれば納得もできるが、空席が目立つ場合、チェックイン担当者の嫌がらせとしか思えないことすらある。

大手格安航空会社イージージェット(easyjet)の場合は15%で、同社では座席指定をしなかった場合でも同行者はなるべく隣の席になるようにしているという。

CAAの最高責任者であるアンドリュー・ヘインズ氏は、「航空会社は座席指定料を徴収する権利があるが、その場合は、公正な方法で行なわれなければならない。また安全上の観点から、12歳以下の子供は両親と同じ列に着席させるべき」とコメント。ライアンエアーの広報は「窓側や通路側は人気の座席で、座席指定料を支払わない乗客は必然的に選択肢が少なくなる。指定料なしの座席はすべて自動的に割り当てられており、作為的に引き離すことはしていない」と語るが、真相はいかに!?

波紋を呼ぶライアンエアー。座席指定料を支払わない限り、家族や友達と隣り合うことはない?

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)