8ミリカメラが捉えたあの日【チャーチル元首相の国葬】

■帝国戦争博物館(Imperial War Museum)が、アマチュア・カメラマンが撮影していたウィンストン・チャーチル元首相=写真=の国葬の模様を、同博物館のウェブサイト上にアップした。音声のない動画だが、テレビ局のプロカメラマンが撮影した映像とは異なり、市民目線で捉えた当日の様子が分かる貴重なフィルムとなっている。

第二次世界大戦時、首相として強力な指導力を発揮し連合国を勝利に導いたウィンストン・チャーチルが亡くなったのは1965年1月24日のこと。

棺はウエストミンスターホールに安置され、その間30万人もの国民が弔問に訪れたと言われる。

死去から6日後に国葬が行われ、葬儀の会場となったセントポール大聖堂まで続く道路の沿道は人で埋め尽くされたという。大聖堂に近いルドゲートヒル(Ludgate Hill)にいたアマチュア・カメラマンのエドウィン・グッドール氏が、その模様を8ミリフィルムカメラで撮影。映像には騎兵、チャーチルの遺族、ユニオンフラッグがかけられた棺などが映っている。

ちなみに、英国では君主は臣民の葬儀に出席しないとされるが、エリザベス女王はこの慣例を破って、チャーチルの葬儀に出席した。

チャーチルは生地であるオックスフォードシャーのブレナム宮殿(Blenheim Palace)に近いブラドン(Bladon)のセント・マーティンズ教会墓地に埋葬された。

現在、ナチス・ドイツの侵攻に立ち向かうチャーチルの姿を描いた映画「Darkest Hour」(ゲイリー・オールドマン主演)が各地で公開中。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)