フィンズベリーパーク・テロ実行犯、前科102犯、終身刑に

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■昨年6月にロンドン北部フィンズベリーパーク(Finsbury Park)で、イスラム教徒の集団に車を突入させ一人を殺害、多数に重軽傷を負わせた男の公判が行われ、被告に終身刑(最低43年)が言い渡された。英各メディアが報じた。

 犯行があったのは昨年6月1日、深夜12時15分頃。カーディフ出身のダレン・オズボーン(Darren Osborne)被告(48)=写真=の運転するトラックがモスクから出てきたイスラム教徒グループに突っ込み、マクラム・アリさん(51)を死亡させたほか、9人に重軽傷を負わせた。
 裁判長はオズボーン被告は犯行後、駆け付けた警察官によって射殺されることを想定した上で及んだ「自爆テロ」と断定。続けて「被告はイスラム教徒に対する憎しみを拡散する目的で作られているサイトを閲覧することで、過激思想の持ち主となり犯行に及んだ」と結論づけた。
 法廷ではオズボーン被告の過去30年以上にわたる数々の前科が読み上げられた。オズボーン被告には102件の前科があり、そのうち33件に関しては有罪判決を受けていた。裁判長は「このリストは被告が好戦的かつ暴力的であることを端的に表している」とし、情状酌量の余地なしとして終身刑を言い渡した。
 判決は、最低でも43年の収監というもの。43年が経過した時点で更生の有無が審査されるが、オズボーン被告の場合は、43年後には91歳となっており、事実上の終身刑と言える判決だ。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)