英国で赤ちゃんを出産する新ママが、NHS(国民医療サービス)の病院において個室への入院を希望する場合、5つ星ホテルかと耳を疑うような高額設定がなされているケースがあるという。「メトロ」紙が伝えた。
NHSでの出産は原則として無料だが、入院は大部屋となる。それに対し、プライバシーや快適さを求める妊婦が個室での入院を選択するケースも少なくなく、こうした個室は、「アメニティルーム」と呼ばれることが多い。
一部の個室には、スリッパや冷蔵庫などの備品が設けられているほか、プライベートの授乳レッスンなども行われるという。さらに、パートナーが同室に宿泊できる病院もあるとされている。
サリー県ギルフォードにあるロイヤル・サリー病院では、トイレと冷蔵庫が完備された、一泊450ポンドの「ザ・シアー・スイート」と呼ばれる個室を用意。一方、ロンドン市内にあるチェルシー&ウエストミンスター病院の個室は、一泊300ポンドで、こちらもスイート仕様。
オックスフォード大学病院では、一泊122ポンドから255ポンドの個室や、家族も一緒に泊まることのできる一泊450ポンドの個室も用意されているという。
こうした「金儲け主義」ともとれる個室だが、予算削減で、十分な公的資金が投入されていないNHSが資金を捻出するために行っているサービスだと説明されている。
ただ、助産師の団体は「NHSの病院に入院しているすべての女性が受けるケアは、等しくあるべき」と懸念を表明。余分にお金を払って個室に入院する女性に対しては、何か特別なケアをしなければならないのでは、とプレッシャーに感じる助産婦もいることが新たな問題として挙げられている。。
週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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