■英国で流通する食品の安全衛生を管理する英国食品基準庁FSA(Food Standards Agency)は1月24日、食肉卸業者「ラッセル・ヒューム(Russell Hume)」が取り扱う食肉には衛生上重大な問題があると発表した。同社では大手レストランやパブのほか、学校などにも食肉を提供していることから、騒動が広がっている。英各紙が伝えた。
写真:Russell Hume社オフィシャルサイトより。
FSAは12日、ラッセル・ヒュームが衛生法に違反している可能性があるとして抜き打ち検査を実施。その結果、品質保持期限切れ(out of date)の食肉を流通させていた疑惑が濃厚として、商品の流通を停止するよう指示したという。
これまでのところ同社が卸した食肉を食べた人が体調不良を訴える情報はないとされる。しかし、同社はセレブ・シェフのジェイミー・オリバー氏が運営するレストランをはじめ、パブ・チェーン大手「Wetherspoon」、「Hilton Hotel」、ナイトクラブ・チェーン「Tiger Tiger」のほか、学校、介護施設に食肉を提供している。このため、影響は英国各地に広がっている。各社および各団体は、同社から仕入れた食肉の使用を中止し、他の卸業者を探すなどの対応に追われている。
今回、FSAが問題を把握してから一般発表までに12日間を要したとされる。この間に市民が『腐った肉』を食べる可能性もあったことから、FSAの対応の遅さを問題視する声も上がっている。
専門家らは、2013年に発生した「馬肉混入問題」以来最大のスキャンダルになるかもしれないと警鐘をならしている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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