かつてはどの家庭でも必需品だった「固定電話」。今では面倒なセールスなどの勧誘電話や、詐欺目的の電話がかかってくることがあまりに多いのを理由に、次第に敬遠される対象となり、本来の「連絡を受ける」という役目を果たさなくなりつつある実情を、「デイリー・メール」紙が伝えた。
事実、煩わしい勧誘電話を避けるため、英国人の3人に2人は「かかってきた電話には出ない」という調査結果が発表された。電話に出ない代わりに、留守番電話の機能を使い、誰がかけてきたのかを確認すると多くの英国人が答え、留守番電話機能がない場合はいっさい電話に出ないとする極端な対応をしている英国人も少なくないことが分かった。
調査によると、昨年、詐欺や勧誘といった迷惑電話や迷惑テキストは220万件に達し、実際に被害に遭った大半の人は65歳以上だったことが判明。 こうした迷惑電話を避けるため、英国人は電話に出ないことで策を取っているが、そのために、少なくとも月に一本は重要な電話を逃していることも明らかになった。
成人2000人を対象にした調査で、32%が両親からの電話を、20%が仕事場からの電話を、15%は子どもの学校からの電話を逃したとされ、さらに5%の人は、昔の恋人からの電話を取り損なったという。
通信事業会社「TalkTalk」や、大手通信会社「BT」では、かかってきた電話が迷惑電話でないかを見定めるスクリーニングサービスを提供しているものの、有料サービスであることから、利用しない英国人も多い。このままでは、固定電話は『絶滅』する!?
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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