英陸軍の人材募集広告、「ソフト」なイメージに!賛否両論

0119 2■英陸軍が近頃発表した軍隊らしからぬ「ソフト」な人材募集広告。しかしこれでは純粋に陸軍入隊を希望する人材を魅了しないのではないかと批判が寄せられている。「デイリー・テレグラフ」紙(電子版)が伝えた。
写真:©British Army

 最近公開された陸軍の広告は「ゲイでもいい?」「感情的になった時はどうすればいい?」など、およそ陸軍入隊を促す広告とは思えないソフトな路線となっている。この新しいキャンペーンは「Be the Best(一番を目指せ)」というこれまでのマッチョ系スローガンが、時代遅れ、かつエリート主義的で現代という時代を捉えていないという市場調査の結果を考慮したもの。テレビやラジオ、ネットを通して拡散が予定されている。広告では宗教や性別、セクシュアリティの自由なども呼び掛けられている。しかしアフガニスタンで英軍を指揮した経歴を持つリチャード・ケンプ大佐は、「主たるターゲット層を無視した広報であり、人材不足の解決にはならない」と批判する。
 現在、海軍と空軍は採用人数が目標値を1割ほど下回っており、陸軍に至っては7割しか集まっていないという。退任したティム・クロス少将は、「採用人数を増やすために様々なバックグラウンドを持つ人々を採用しようとする試み自体は悪くないが、軍隊である以上、一人一人に戦闘能力が求めらているということも忘れてはならない」と警告している。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)