お騒がせライアンエアー、手荷物ポリシー変更でまた混沌

0118 3■ 格安航空会社のライアンエアーは、15日からプライオリティ・ボーディング(Priority Boarding=優先搭乗)のチケットを持った乗客以外が2つ以上の手荷物を機内に持ち込むことを禁ずる新しいポリシーを開始した。英各メディアが報じた。
写真:ライアンエアー・カウンター前にある手荷物チェック用のサイン。優先搭乗客以外が機内に持ち込めるのは「スモールバッグ」のみとなっている。

 これまでライアンエアーの利用者は、キャリーケースの他にハンドバッグやラップトップケースなど、2つの手荷物を機内に持ち込むことができた。しかし15日以降、優先搭乗客は従来通り2つまで持ち込めるが、それ以外の乗客(non priority boarding)が機内に持ち込める手荷物は、座席の下に収まる35×20×20センチ以内の小さなバックのみとなった。ただし、機内に持ち込めなくなったキャリーケースは無料で機内預けにすることができる。
 ライアンエアーは、これまで10キロ以内であれば、2つ目の手荷物の機内持ち込みができたが、座席上の収納スペースが不足し、それがフライト遅延の原因となっていたため、今回の変更に至ったという。
 しかし、悪い知らせだけではない。荷物の機内預けを促すために、これまで15キロ以内だった制限は20キロまでとなり、機内預け料金は35ポンドから25ポンドに値下げされた。
 ライアンエアーは「新しいポリシーにより機内のスペース不足を解消し、円滑な搭乗と遅延の撲滅を目指す」と話している。
 往復10ポンドの追加料で優先搭乗の資格が得られるなら利用しようと思う人も多いだろうが、優先搭乗には一定の制限が設けられていて、希望者全員がなれるわけではないという。さらに、保険会社は機内預けとなった場合の荷物の保証に難色を示しているといい、難問を抱えたままのスタートになった。
 新ポリシー施行の初日となった15日、乗客からは「まるでライアンエアーに身代金を要求されているようだ」と不満の声が上がっている。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)