■ロンドン北東部ダルストンのナイトクラブで昨年4月、来店客らに劇薬の酸をかけ、22人にやけどを負わせたとして逮捕されたアーサー・コリンズ被告(25=写真)が、20年の実刑判決を言い渡された。近年、英国では硫酸や塩酸など腐食性の強い酸(アシッド)を顔や体にかけ、やけどを負わせる「アシッド攻撃(acid attack)」が急増。今回の判決を受け、労働党議員らが「事件の再発を防ぐためにも早急に対処すべき」と英政府の対応の遅さを非難した。英各メディアが報じた。
写真:cMet Police
命にかかわるケースは多くないものの、顔や体に永久に消えない傷跡が残ったり失明したりするなど、被害者の人生を大きく変えてしまうアシッド攻撃。労働党のステファン・ティムズ議員は、「英国は世界でアシッド攻撃の発生率のもっとも高い国となっている」とコメント。宅配商品の強奪を狙った宅配ドライバーへの攻撃も頻発していることから、「多くの運転手が、アシッド攻撃に晒される危険のあるロンドンの一部地域には配達に行きたくないと話している」と明かした。
同じく労働党のリン・ブラウン議員は、2015年に施行された規制緩和法(Deregulation Act)により、各地元自治体が記録・管理していた劇薬などを含む危険物の売人情報が解除されたことについて言及。「この法律の施行がアシッド攻撃の急増を後押ししている一因」と英政府の政策を批判した。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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