■100万人にわずか8人という確率で発症する、心臓が体外で発達する難病「心臓転位症」を患う生後3週間の女児が、心臓を体内に戻す手術を3度受け、見事に成功。乳児の心臓を体内に戻す手術が成功した症例は英国では初という。英各メディアが報じた。
ヴェネロピー・ホープ・ウィルキンズちゃんは11月22日、総勢50名の医師団による帝王切開により、レスターのグレンフィールド病院にて誕生。母親のナオミ・フィンドレイさん(31)は妊娠9週目に受けた超音波検診で、胎児の心臓が体外で発達しはじめていると診断されたが、16週目に受けた超音波検診や血液検査では、心臓が体外で発達している以外に問題は見受けられなかったため出産を決意。ナオミさんは「診断を聞いたときは涙が止まらなかった。生存率が低いことも聞かされたけれど、生まれる前に胎児を安楽死させる選択は私にはなかった」と語った。
手術はヴェネロピーちゃん誕生のわずか50分後に始まった。感染症を防ぐためにヴェネロピーちゃんの身体を無菌のビニール袋で覆い、人工呼吸器を装着、へその緒から投薬しながら行われた。胸に約2ペンス(直径約2・5センチ)ほどの穴が開けられ、時間をかけて心臓が体内に自然に戻るよう特別な処置が施されたという。
計3回の手術の後、12月1日までにヴェネロピーちゃんの心臓は完全に体内に戻った。ナオミさんは「病院のみなさんは素晴らしかった。彼らが私たちにしてくれたすべてのことに、どんな感謝の言葉を述べたらいいかわからない」とコメントしている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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