メキシコや中央アメリカ原産のアボカド。日本で本格的に出回るようになったのは80年代のこと。「わさび醤油で食べるとまるでトロのよう」という触れ込みで徐々に知られるようになった。トロは言い過ぎだったがアボカドは「森のバター」と呼ばれるほど脂肪分が多く、それも善玉脂質。血中コレステロールを増やす心配がなくビタミンEも豊富で人間にとっていい奴だということが分かってきてだんだん人気に火がついた。
面倒なのはその堅い皮と大きな種(stone)。アボカドがぬるぬるしているため皮をむく時に堅い皮が指と爪の間に刺さって地味に痛かったりする。種を取り除く際も手を滑らせてナイフで指をスパッと傷つける人も続出。なかなか料理人泣かせの食材。しかしこの度、英大手スーパーのマークス&スペンサーが「種なし」のアボカド=写真=を発売するという。しかも皮が通常のものよりずっと薄くて柔らかいため、リンゴのように丸かじりできるとされている。
写真© MARKS AND SPENCER
マークス&スペンサー曰く、その実はスムースでクリーミー。そしてリッチな香りを放つという。ただしこのスペイン産のアボカドは12月だけ市場に出回るもの。それも多くはレストランに卸されると報じられている。
マークス&スペンサーでも限られた店舗でしかお目にかかれないというほぼ幻のアボカド。ラッキーであればもしかしたら今月、どこかのマークス&スペンサーでこの種なし薄皮アボカドに出会えるかもしれない。1パック2ポンド程度とのこと。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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