■ホテルやレストランなど、旅行に関する口コミ・サイトの最大手「トリップアドバイザー」だが、この世に実在しない架空のレストランが格付けで堂々の1位に輝き、情報の信ぴょう性に疑いの目が向けられている。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。
架空のレストランを立ち上げたのは、オオバー・バトラーさん(26)。バトラーさんは過去に、レストランの経営者たちからトリップアドバイザーに偽のレビューを書くことを依頼され、投稿毎に10ポンドの報酬を得るアルバイトをしたことがあるという。
「イブニング・スタンダード」紙のインタビューでバトラーさんは、「レビューを鵜呑みにするのはネット社会の怖い部分。今回の一連の流れはとても興味深いものだった」と振り返る。
バトラーさんがネット上に架空のレストランをオープンしたのは今年4月のこと。架空の店のホームページを作り、シェービング・クリームや塗料などを使って作った偽料理を掲載。予約受付専用に安価な携帯電話を買い、完全予約制レストラン「The Shed At Dulwich」を『開業』した。
数週間後、無事トリップアドバイザーの審査を通過。過去の経験を活かし、友人たちの協力を得て書き込まれた偽のレビューによって順位は急上昇。予約の電話は1日平均10本ほどで、求職の問い合わせや広告会社、地元の自治体からの電話も受けたという。そして『開業』から半年以上が過ぎた頃、格付けはとうとうトップに。いたずらが終わらないバトラーさん。自宅の庭にある小屋(Shed)に1日限定でレストランを実際にオープン。調理加工済み食品(ready meal)を美しく盛り付けて10人の客をもてなした。
トリップアドバイザーの広報は「我々のビジネスを試そうとするのは見当違いのジャーナリストだけ。一般の人がやっても何の得もない。取るに足らない出来事だ」と強気のコメントをしているが…。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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