■茨城県つくば市と東京秋葉原を結ぶ「つくばエクスプレス」が、定刻よりわずか20秒早く出発してしまったことを謝罪。このニュースは瞬く間にBBCを含む世界のメディアが報じ、「これぞ日本」といった称賛の声や、「何もそこまで厳格にやらなくても」という批判的な声が上がった。わずか20秒程度でなぜ謝罪などする必要があるのかと首を傾げたくなるが、そこには「なるほど」な理由が隠されていた。
写真:つくばエクスプレスの20秒早い出発謝罪を伝えるイブニング・スタンダード紙(電子版)。
「つくばエクスプレス」で20秒早い出発があったのは11月14日のこと。午前9時43分40秒に千葉県流山駅に到着した列車は同44分40秒に出発する予定だったが20秒早い44分20秒に流山駅を出発した。つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道はその日のうちにプレスリリースを出して謝罪した。英国のメディアでは「英国じゃダイヤの半分程度しか電車が走っていない」「英国じゃ20分遅れても謝罪しないだろう」など日本のサービスと比べて自虐のコメントが寄せられた。
後日、首都圏新都市鉄道の広報担当者がメディアの取材に「20秒が独り歩きしてしまったようだが」と前置きをした上で謝罪の真意を説明した。それによると20秒早くドアを閉めて出発してしまったのは乗務員の単純な手順ミスだが、自動列車運転装置(ATO)は発車15秒前に発車メロディを流し、その後「ドアが閉まります」というアナウンスが自動で流れるようにプログラムされている。定刻より20秒早く出発したということは電車が出発して5秒後に発車メロディが鳴ってしまい、さらにもう空になったホームに「ドアが閉まります」というアナウンスが流れたことになる。広報担当者は「実際の発車時は何のアナウンスもないまま突然ドアが閉まってしまった。本来ならこの電車に乗れたお客様がいたかもしれず、それに対しての謝罪だった」と謝罪の真意を説明している。しかし残念ながらその「なるほど」を報じるメディアはほとんどなく、世界には日本のエキセントリックさだけが拡散してしまったようだ。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)
















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』