オックスフォード・ストリート、来年から歩行者天国に⁉

1110 1■ロンドン随一の繁華街、オックスフォード・ストリートを歩行者天国にする計画が、いよいよ佳境に入っている。ロンドン交通局は6日、2回目となる歩行者天国化の是非を問うオンライン世論調査を開始。前回に続き、今回のアンケート調査でも「賛成」が過半数を占めた場合、来年12月を目標に、オックスフォード・ストリートの一部が歩行者天国になる。英各紙が伝えた。

 来年12月までに歩行者天国となることが計画されているのは、オックスフォード・サーカスから高級デパート「セルフリッジズ」までの約800メートル。現在の車道部分を歩道と同じ高さにして歩道スペースを拡大、買い物客が足を休めることができるベンチを随所に設置し、パブリック・アートも新設する予定。また、バスはヘンリエッタ・プレイスからウィグモア・ストリートの新ルートを走る139番と390番のみ運行。自転車の走行も禁止され、周辺に自転車専用レーンとタクシー乗り場が増設されるという。
 今後、計画通りに運べば、2019年12月までにオックスフォード・サーカスからトテナム・コート・ロード駅、2020年までにセルフリッジズからマーブル・アーチ駅までが歩行者天国に生まれ変わる。
 
周辺道路が混雑する⁉

 このオックスフォード・ストリート歩行者天国化計画は、深刻化する交通渋滞と大気汚染の緩和、歩行者の安全の確保、清潔で快適な環境づくりなどが主な目的。ロンドンのウェスト・エンド地域を担当する企業経営コンサルタント「ニュー・ウェスト・エンド社」の代表、ジェイス・ティレル氏は「リージェント・ストリートやボンド・ストリートなど、ウェスト・エンド全域を改良していきたい」と話している。
 ロンドン交通局によると、今年4月に実施した1回目のオンライン調査では、約1万2000人から回答が寄せられたという。そのうち60%以上が歩行者天国にする計画を支持したが、一方でマリルボーンやフィッツロヴィア、メイフェア、ソーホーなど周辺の道路が混雑するのではないかと懸念する声も多数上がったとしている。
 2回目のオンライン調査の締切は12月17日(日)。この調査結果を踏まえ、ロンドン交通局とウェストミンスター・シティ・カウンシルで話し合い、来春までに最終結論を出す。もし歩行者天国が実現される場合は、ロンドンを横断する新クロスレール「エリザベス線」の開通予定である12月にあわせて、歩行者天国の建設工事を終了させる見込み。ちなみに、アンケート調査は誰でも回答可能。
■ロンドン交通局・世論調査のウェブサイト:
https://tfl.gov.uk/oxford-street

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

 

 

 

 

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