■メイフェアの鮨店「Araki」が加わったことで英国のミシュラン3ツ星レストランは5軒となった。その中でも老舗中の老舗、バッキンガムシャーのブレイ(Bray)にある「ウォーターサイド・イン」=写真=がこの度、料理の撮影を禁止。ちょっとした話題となっている。「デイリー・メール」紙が報じた。
ウォーターサイド・インは1972年、ミシェル(Michel)とアルベール(Albert)のルー(Roux)兄弟が創業。その2年後にはミシュランガイドから最初の星が与えられた。
現在はミシェルの息子であるアラン(Alain)がキッチンを仕切るが、今回「No Photos Please」と書かれたサインボードを入り口に掲げたのは父親のミシェルだという。ミシェル・ルー氏は「見慣れない料理だから撮影しているのかもしれないけど、味はどうなるの? スマホの写真は風味までは伝えられないだろう」と憤慨する。
客は料理を撮影するだけでなく、その場でインスタグラムなどのSNSに投稿する人が多く、ルー氏が懸念するのはその部分だという。「料理は全てテーブルに運んだ時点で最高の状態になるように作っている。それが写真を撮影してSNSに投稿している間にどんどん冷めていってしまう」。
多くのレストラン経営者は客が料理の写真をSNSで拡散する傾向を無料の宣伝とポジティブに捉えてきたという。しかしルー氏が懸念するのは自慢の料理が最高の状態で食べてもらえないというジレンマにある。
一方、ミシェル・ルー氏の甥であるミシェル・ルーJrがシェフ・パトロンをつとめるロンドンの「ル・ガブローシュ( Le Gavroche)」は撮影に関しては寛大だが、店内で携帯電話の呼び出し音を鳴らすことを禁じている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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