クリスマス商戦、まずはTVコマーシャルの注目度で勝負!?

クリスマスまであと約6週間。オックスフォード・ストリートのクリスマス・イルミネーションの点灯も始まり、いよいよクリスマス商戦本番のムードが漂う。
このような中、小売大手がクリスマス広告に巨額を費やしていることが明らかになった。BBCが伝えている。
この時期、特に話題となるのが、ストーリーのあるTVコマーシャル。デパート・チェーン「ジョン・ルイス」が先駆けとされているが、今年も少年とベッドの下に棲む空想の生き物との物語をつむぎ、消費者の期待を裏切らない仕上がり。



これに対抗して、今年はスーパーマーケット・チェーンの「マークス&スペンサー」が、公開が始まったばかりの映画『パディントン2』の人気にあやかり、パディントンを主役にすえた物語で勝負に挑んでいる。


「Advertising Association」(広告協会)の調べによると、今年のクリスマス広告に費やされた総額は60億ポンドと記録的な数字となっているという。この7年間で40%も増加したことが指摘されている。
実際、「ジョン・ルイス」の2007年から2015年までのクリスマス広告を比較した、投稿動画を見ると、クリスマス広告への力の入れ方が変わったことが一目瞭然。


日本の紅白歌合戦で、巨大装置を使った衣装を競った歌手たちがいたが、視聴者の期待にこたえるため、毎年、さらに手の込んだものにしていかざるを得ず、人ごとながら「大変そうだ」と感じたことを思い出す。
英国のクリスマス広告の場合、話題集めがそのまま売上げ増加につながっているのかどうか―。2012年と比較して、モノの価格は3.3%あがったとされている一方で、大多数の消費者の給与は増えていないとされており、小売業界では、消費者のかたいサイフのひもをゆるめるために、さらなる努力が求められる。
さて、今年のクリスマスの勝ち組はだれ?

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

 

 

 

 

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