■この夏、スイス、サンモリッツにあるホテルのバーで、ショット1杯7600ポンドのヴィンテージウイスキーをオーダーして堪能した客の話題が世界を駆け巡った。しかしその後の調査で、ウイスキーが偽物だったことが分かった。BBCが伝えた。
写真:© Facebook
今年7月29日、ヴァルトハウス・アム・ゼー(Waldhaus am See)ホテルに滞在していた北京出身のツアン・ウエイさん(36=写真中央)は、同ホテルのバー「デビルズ プレース」でオーナーであるバーナスコーニ氏の父親が25年前に競り落としたという1878年製の「マカラン(Macallan)」の未開封ボトルを発見。ウエイさんは一杯だけ飲んでみたいと所望したがオーナーは売り物ではないと断ったという。
最終的にワンショット1万フラン(約7600英ポンド)で交渉がまとまり、ウエイさんはその場で全額を支払って139年前のウイスキーを堪能したという。ちなみにボトル1本に換算すると22万7000ポンドになるという。このニュースはたちどころに世界中に拡散された。
後日、ボトルの写真が添えられた記事を目にした専門家がラベルに記載された説明文とコルクに違和感を覚え、ホテルにサンプルを送るよう依頼。届いたサンプルをオックスフォード大学に持ち込んで炭素年代測定をしてもらったところ、このウイスキーは1970~72年の間に製造されたものと分かった。それどころか数ヵ所の蒸留所で作られたウイスキーをブレンドしたものでシングルモルトですらないという。この結果を聞いたオーナーはすぐに北京に飛び、ウエイさんに直接会って真実を伝え、謝罪と共に全額を返金したという。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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