■今年6月にロンドン西部で発生したグレンフェル・タワー火災。80人以上の犠牲者を出す大惨事となったが、「火災で妻子が死亡した」と虚偽の届けを出し、1万2500ポンド相当の被災者支援金をだまし取った男が逮捕され、2日にその初公判が行われた。英各メディアが報じた。
写真:スカイニュースのインタビューに答えるグィエン被告© Sky News
男はロンドン南東部べケナム在住のアンー・ヌー・グィエン被告(52)。詐欺およびパスポートを焼失したという偽証の罪を認めた。
グィエン被告は火災発生から4日後、被災者救援のために現場近くのスポーツセンターに設営された避難所に出向き、妻子が死亡したと届け出て1回目の現金100ポンドを受け取っていた。翌日も現金を受け取り、ホテルの部屋と食事、衣類、家電製品なども支給されていた。その間、スカイニュースのインタビューを受けたり、慰問に訪れたチャールズ皇太子と握手を交わしたりするなど堂々と被害者を装っていた。
ところが、避難所に現金を受け取りに行く度に、住んでいたというフラットの部屋番号が変わり、やがて他に申請が出されている他人の部屋番号や存在すらしない部屋番号を告げるなど、辻褄が合わなくなったことで詐欺行為が発覚した。
被告は1980年代にベトナムから英国に渡り英国籍を取得。30数年の間に窃盗、放火、詐欺などの犯罪を繰り返し、逮捕されること56回。うち28件の例で有罪判決を受けている。判決は12月15日に言い渡される予定。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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