■スーパーマーケットの巨人、テスコが緑色のサツマ(みかん)の発売を決めた。「デイリー・メール」紙が報じた。
写真提供:Tesco
この緑のサツマは新種でも突然変異でもなく普通のサツマ。仕入れ先であるスペインのバレンシア地方の気温が秋になっても下がらず、オレンジ色にならないまま完熟してしまったのだという。
サツマやクレメンタインのような皮が剥きやすいタイプの柑橘類は夏に緑色で育ち、夜間の気温が下がる秋に皮が黄色、またはオレンジ色に変化する。
テスコの柑橘類仕入れ担当者は「英国スーパーマーケット協会が定めたルールでは中身には全く問題がなくても緑色のサツマやクレメンタインは棚に並べることができなかった。そのため農家が熟成室にサツマやクレメンタインを入れて色の変化を促していたが、この熟成促進の工程でかなりの損害が発生し、無駄が生じていた」と説明。「このルールを改めるよう運動してきた」と話す。
ちなみにサツマとは日本でいう温州みかんのこと。幕末期に「生麦事件」から発展した薩英戦争後の賠償交渉がスムーズに運んだことに対し薩摩藩が英国側に感謝のしるしとしてミカンを進呈したことに由来すると言われている。その後、米国、スペインなどにもサツマの苗木が輸出され各地で栽培されるようになった。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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