セントポール大聖堂ドーム回廊から転落死した、脳外科医志望の23歳女子大生…遺書公開

1019 1ダイアナ元妃とチャールズ皇太子が挙式したことでも知られるロンドンのセントポール大聖堂ドームの回廊から女性が転落。観光客や関係者らで賑わう98ヤード(約30メートル)下の地上階に叩きつけられ即死した。自殺とみられる。英メディアが伝えた。
Courtesy: City of London Police

事故があったのは11日水曜日午前10時半頃。女性が落下したのはWhispering Gallery(囁きの回廊)という部分からで、聖堂中央部のドームに3つある円形回廊の最下層のもの。
事故発生後すぐにファーストエイドの訓練を受けた係員や警察、救急医療チームが現場に駆け付けて救命を試みたがその場で死亡が確認された。亡くなったのはリディア・ドラゲスクさん23歳=写真。イースト・ロンドン大学に通う学生で脳外科医になるための授業が始まったばかりだった。
母親のイザベラさん(44)によるとリディアさんは当日「Bye, mum.」と言って外出。イザベラさんも「God bless you.(神の祝福がありますように=気を付けてね)」と返して見送った。しかしリディアさんは大学に向かわず、そのままバスに乗り、ロンドンで一番のお気に入りの場所で日ごろからよく訪れていたというセントポール大聖堂に向かったとされている。
亡くなったリディアさんの手にはルーマニア語で書かれた2通の遺書が握られていたことが19日分かった。
1通は母親に宛てたもので「お母さん、こんな形で驚かせてごめんなさい。でも今頃私はもっといいところにいます。私は私のためにこの方法を選びました。私を苦しめた過去と現在から逃避します。しばらく私がいなくなって大変だと思うけど大丈夫。お母さんのこと大好き。お母さんが年をとったらいつかまた会おうね。それまでどうぞお元気で。今までありがとう」と書かれていた。
そしてもう1通はリディアさんの自殺の現場に居合わせた人たちに宛てたもので「私を見てしまった全ての人たち、ごめんなさい。人がここに来るのは遺体を見るためじゃないのに、こんな醜い姿を見せてしまってごめんなさい。どうか幸せな人生を送ってください」としたためられていた。
リディアさんは母、双子の兄弟、弟の4人で5年前にルーマニアからロンドンに移り住んだという。


by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

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