Yutaka Online Shop Spring Sale 2024
Yutaka Online Shop Spring Sale 2024

「存命だったら事情聴取」故ヒース元英首相 児童性的虐待の疑惑

Edward Heath 4 Allan Warren■イングランド南西部ウィルトシャー県警は5日、2005年に死去したサー・エドワード・ヒース(Sir Edward Richard George Heath)元英首相=写真=が児童性的虐待に関与していた疑いがあるとして、2年にわたって続けてきた捜査の結果をまとめ、「ヒース氏が存命だったら、7件の児童性的虐待に関して本人に事情聴取を行っていただろう」と発表した。英各紙が伝えた。

 今から2年前の2015年、ヒース氏が児童性的虐待に関与していたという疑惑が浮上し、同県警は捜査チームを結成。1956年から1992年にあったとされる42件の申し立てについて、捜査を進めてきた。内容は児童性的虐待、暴行、成人への性的虐待とされ、もっとも深刻なものは、1961年にあったとされる11歳の少年に対する強姦容疑だったという。
 ウィルトシャー県警は一連の捜査を終え、「ヒース氏が存命だったら、7件の児童性的虐待に関して本人に事情聴取を行っていただろう」と報告書をまとめたとされる。
 この「事情聴取」がヒース氏有罪に結びつくものではないとした上で、疑惑に関する申し立てを除いて、疑惑を裏付ける証拠がなかったことも発表された。
 ヒース氏の元同僚や友人らは、今回の発表に反発し、「ヒース氏を知る人なら誰しも、児童性的虐待の訴えが事実無根であることを確信している」と主張。「ウィルトシャー県警が発表した報告書は、疑惑を晴らしたわけでも、疑惑の根拠を示したわけでもいなく、到底満足できるものではない」「元首相の評価を宙ぶらりんにして終わるべきではない」といった声が上がっている。
 ヒース氏は、1970年から首相を務め、欧州共同体(EC)加盟に尽力。74年に総選挙で敗れて辞任し、翌年、故マーガレット・サッチャー氏に敗北して保守党党首の座を退いた。2005年に89歳で死去。ヒース氏は生涯を独身で通し、女性にほとんど関心を示さなかったことから生前から同性愛者ではないかとの憶測があった。

写真:Allan Warren

Kyo Service
J Moriyama
ジャパンサービス
らいすワインショップ
Atelier Theory
奈美デンタルクリニック
Sakura Dental
ロンドンおすすめレストラン
面白すぎる英国ジョーク
なるほど英国Q&A
ロンドン近郊トラベルガイド
ロンドン最新トレンド
面白すぎる英国史
面白すぎる英国の偉人
ロンドンでアフタヌーンティー