80年代にクラブでなくした財布…30年ぶりに持ち主の女性の手元へ

171010 38Z7IT7Eマンチェスター市内にある老舗クラブ「リッツ(Ritz)」で、ラジエターの裏から80年代のものと思われる古い財布が見つかった。財布の中にはショートヘアで大きな瞳が印象的な若い女性が写った白黒の写真が貼られたマンチェスター大学の学生証とチェシャ―図書館の利用カード、ミッドランド銀行の小切手保証カード、そして現金12ペンス(約18円)が入っていた。クラブから財布を託されたデイリーメール編集部が持ち主探しの記事を掲載したところ、この度本人が名乗り出て財布は約30年ぶりに本人の元に返却された。
財布の持ち主は弁護士で南ロンドン在住のサラ・デールさん(51)。デイリーメールの記事を見た友人が「これ、あなたじゃない?」と連絡をくれたといい「私の12ペンス返してちょうだい」とジョーク交じりに編集部に連絡をしてきたという。サラさんは「リッツには何度か行ったけど、財布を無くした記憶がないの。学生証や小切手の保証カードも入っていたから無くしたあとの処理が大変だったと思うんだけど本当に何も覚えていないの。当時は貧乏学生だったから財布の中に12ペンスしか入っていなかったと聞いてもちっとも不思議じゃないわ。だってあの時は1週間を10ポンドでやり繰りしていたんだもの」と弁護士になる夢を叶えたサラさんは貧乏学生だったころのことを思い出し懐かしそうに笑う。
クラブのオーナーは「今年、うちは創業90年を迎えて店内の大改装をしたんだけど、財布は古いラジエターの裏に挟まっていたんだ。彼女の財布は90年の歴史を持つうちの3分の1をこのクラブと一緒に過ごしたことになるね。財布が持ち主の元に無事戻ったのは僕らにとっても嬉しいニュースだ」とコメントしている。

写真:LinkedIn

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

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