英国の地下下水道の中を想像していただきたい。トイレに流さないようにと再三注意されているにもかかわらず、大量に流されるウェットティッシュ(ウェットワイプ)や紙オムツなどに、遠慮なく下水に流される油が付着して固まり、それがどんどん大きくなって、やがて「氷山(iceberg)」のように巨大化し、それが下水道をつまらせる―。
ロンドン一帯の下水道の管理も担う、テムズ・ウォーターでは、こうした塊を「ファットバーグfatberg」(fat=油とiceberg=氷山との造語)と呼ぶが、ファットバーグなどの除去に毎月100万ポンドがかかっているという。
このほど、東ロンドンで130トンという大きさにまで巨大化したファットバーグが見つかり除去作業が行われたことを「メトロ」紙が報じた。
今回、東ロンドンのホワイトチャペル近くの下水道で発見されたファットバーグは、サッカー場2つ分の長さ、重さ130トンで、2013年にロンドン南部、キングストンで見つかったものの10倍もの大きさという。
ファットバーグはコンクリートのような硬さになるため、今回は8人の作業員が重機などを用いて除去作業を行い、約3週間もかかった模様。
トイレには、トイレットペーパー以外のものを流さないようにと、テムズ・ウォーターでは改めて強く呼びかけている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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