ロンドン近郊のバークシャー。住宅街が多く、穏やかなイメージが強いが、見も知らぬ他人の葬儀に自転車で現れては、故人と縁があったふりをして参列する女性がいるという。「デイリー・テレグラフ」紙が取り上げた。
この女性は、いかにも故人と知り合いであったかのように振る舞い、参列者に話かけ、イングランドでは葬儀のあとに催されるのが一般的な「ウェイクwake」(日本では「通夜」と訳されることが多い)にまぎれこんで、「タダ飯」を食べて去っていくとされている。
40代で亡くなったある女性の葬儀にもこの「葬式女」が参列。母親が、個人とのつながりをたずねたところ「ウェイトレスの仕事をしていた時に、娘さんと知り合った」と答えた。しかし、故人はウェイトレスとして働いた経験はなく、母親はこの「葬式女」がなんの関係もないのに、葬儀と「ウェイク」に来ていることを見抜いたという。
「葬式女」は、ウェイクで振る舞われた立食式の食事を「まるで、もう二度と食事にありつけないかのような勢いで」食べたうえ、残った料理をタッパーに詰めて持ち帰ったとも伝えられている。
憤慨した母親だったが、この「葬式女」、バークシャーでは知る人ぞ知るという存在であることを後で知らされたと話す。
地元の聖職者も、他人の葬儀に出まくる女性のことは知っていると言及。女性はカトリック教徒で、できるだけ多くのミサに出るために、この14年間、見も知らぬ他人の葬儀に参列し続けているという。「ミサが目的だと話すこの女性に、葬儀に行くのはやめなさい、とは言えない」と、聖職者も困惑ぎみ。「タダ飯」が目的であると証明する方法はないようだ。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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