今年8月上旬に英国でも公開され話題を呼んだ『シン・ゴジラ』について、「ガーディアン紙が「現代の日本社会が抱える官僚主義の弊害を揶揄している」と報じている。
アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明氏が脚本と総監督を務めた同作で、劇中、ゴジラが繰り広げる破壊シーンの描写は、先の東日本大震災の津波を彷彿とさせる迫力のあるものだった。
しかし、物語が浮き彫りにしていくのは、謎の巨大不明生物『ゴジラ』の脅威や未曾有の大惨事そのものではなく、それに対処していく日本政府のあり方であると指摘。
2014年に行われた新聞のインタビューで小説家の村上春樹氏は「第二次世界大戦も2011年に起きた福島第一原発事故でも、誰も真の責任を取っていない」と語ったが、劇中では自らの利権を追い求め、保身に走る日本の官僚たちの姿が皮肉をこめて描かれる。官僚主義を批判するのは日本に限られたことではないが、責任をもって考え、行動できるリーダーを得ることの難しさをシン・ゴジラを通して見ることに、英メディアも興味深く感じたようだ。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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