【英メディアも日本に注目!】英在住の14歳女子学生、俳句で大賞受賞

1989年から開催されている伊藤園主宰の『お~いお茶新俳句大賞』で、英国在住の14歳女子学生、グレーシー・スターキーさんが「英語俳句の部」において大賞を受賞した。
 第28回目となる今回のコンテストでは、英語俳句の部に過去最多の1万8248句もの応募があった。海外からの外国人応募者として初の受賞となった快挙を「ガーディアン」紙が報じている。日本文化の学習プログラムを取り入れているパブリック・スクール、ウイクリフ校在学中のグレーシーさんは、学校で俳句を作る授業を受けていた。
 受賞作の句は「Freshly mown grass(刈りたての芝生が)clinging to my shoes(靴にくっつく)my muddled thoughts(まとまらない私の考え)」で、友人と散歩をしていた時に、芝生が足の裏にくっついたことがきっかけでこの句が思い浮かんだという。
 現代俳句人の星野恒彦氏とともにこの句を選出した早稲田大学の教授で、日本古典文学研究者のエイドリアン・ピニングトン氏は「非常にユニークで鮮やかな句。作者は刈り取られた芝生の上を歩いた後、靴の裏に貼りついた芝生に、一本一本微妙に異なる色の草を見た。人生について考えていた著者は、それに自分の複雑な思考が反映されているように思い、それを『muddled thoughts(まとまらない考え)』と非常にうまく表現した」と高く評した。
 東京・帝国ホテルで行われた受賞式に出席するために来日し、式場に到着するや、20台以上のカメラからフラッシュを浴びたことに驚いたというグレーシーさん。受賞を秘密にしなければならなかったため、友達にはウェールズに行くと話してきたという。
 授賞式では日本語で自己紹介をした後、英語で「受賞を聞いたときは驚いた。これまで詩にはあまり興味はなかったけれど、今回の受賞が詩と日本文化に興味を持つきっかけになった」とコメント。受賞作は著名な書道家が書にしたため、賞金が与えられた。グレーシーさんの俳句は、今後、何千本もの日本茶飲料『お~いお茶』のパッケージに印刷される。

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