何世紀にも渡って奈良に生息し、奈良の愛すべき『顔』ともいえる鹿。神聖な生き物と考えられ、国の天然記念物に指定されて法律でも保護されているが、農業に及ぼす被害が深刻化。昨年、鹿が近隣地域の農業に与えた被害額は約60億円にものぼっている。ついに、自治体がその対策に乗り出すことになったと、英公共放送「BBC」が伝えている。
今後、市からあまりにも遠く離れた場所で発見された鹿は捕獲される可能性がある。朝日新聞の取材に答えた奈良公園室の担当者は「奈良では人と鹿が調和しながら暮らしてきた。農作物への被害を防ぎつつ、鹿と共生する努力を続けていきたい」と語った。当局では来年の3月までに最大120頭の鹿を捕獲して農作物を保護したいと考えているという。
動物保護に熱心な英国だが、「害獣」については意見が二分される。殺処分にしないことを選択した奈良の取り組みに、「BBC」も大きな関心をもったようだ。
























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