VOL.15
アガサ・クリスティ
58 Sheffield Terrace, London W8 7NA

上の写真は、アガサ・クリスティが44~51歳(1934~41年)までの7年間、再婚した考古学者の夫と暮らした家。「引越し好き」だった彼女はケンジントン・チェルシー地区を好んだが、数多くの転居先の中で、とくにこの家を気に入っていた。「オリエント急行殺人事件」「ナイルに死す」「そして誰もいなくなった」など、いくつもの名作がこの家で生まれた。

週刊ジャーニー No.1035(2018年5月17日)掲載