■ロンドン交通局(TfL)が、地下鉄の駅や車両基地で空気銃を使ってハトを駆除する措置を行っていることが明らかになり、批判の声があがっている。当局は「利用者や職員のために安全で清潔な環境を維持するために必要」と説明し、正当性を主張している。BBCほかが伝えた。

野生動物保護団体の情報によると、2024年3月から26年3月までの間に、地下鉄の駅や車両基地で120回を超える駆除が行われ、655羽が殺されたという。TfLは、ハトのふんには細菌や害虫を媒介するリスクがあり、また、巣や排せつ物が火災や建物の損傷につながる可能性があると説明している。TfLは、まずハトが集まらないようにする予防策や、殺さずに追い払う方法を優先していると強調。「適切な非殺傷対策を尽くしたうえで、それでも安全上の問題が解消できない場合に限り、ハトや巣の撤去を行う」としている。駆除は通常、地下鉄が乗客の利用を終えた早朝に空気銃で実施されるという。
一方、ロンドン・バード・レスキューの創設者マイケル・ブリットン氏は、こうした駆除を「時代遅れで残酷、知性のない野生動物管理」と批判。長期的な効果はなく、屋外では逆に個体数を増やす可能性もあると指摘した。代わりに、ハトが止まりにくい構造物や、巣箱を設置して管理する方法など、殺さない対策をさらに進めるべきだと訴えている。
英国ではハトを含む野鳥は法律で保護され、原則として殺したり、傷つけたり、巣を壊したりすることは禁止されている。ただし、公衆衛生や安全上の深刻な問題を防ぐ目的で、許可を受けた業者などによる駆除は認められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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