チャールズ3世は何位? 英歴代君主、人気ランキング【トップ5】

■「英国の歴代君主の中で最も優れた、または最もひどかった君主は誰か?」。これまで歴史学者たちはそれぞれの見解を元に名前を挙げてきたが、今回は世論調査機関YouGovが国民に直接意見を尋ねた。英各メディアが報じた。

今回の調査では、ウィリアム征服王以降に誕生した43人のイングランド、およびブリテンの統治者に関して回答者が彼らを知っているかどうか、そして「好意的」か「否定的」かという評価を求めた。しかし多くの英国人は歴史の授業が退屈だったからか、大半の人が「君主についてさほど知識がないため評価できない」、あるいは「そもそも聞いたことがない」と回答。それでもテューダー朝に関しては、他の時代の王や女王よりも認知度が高いことがデータから判明。これはテューダー朝が学校教育で重点的に扱われてきた影響と考えられている。さらに王や女王に関する知識はこの数十年間でせばまっている可能性も示された。調査によると65歳以上の世代はほぼすべての君主について最も高い認知度を示した。また、保守党支持者が歴代君主に対して最も肯定的な意見を持つ傾向があることも分かった。

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各君主には、「好意的」と回答した人の割合から「否定的」と回答した人の割合を引いた値で算出される「純粋好感度スコア」が与えられた。

【人気の英君主ベスト5】

■1位 エリザベス2世(在位1952~2022)

純粋好感度スコア:+74%

© Julian Calder
圧倒的な人気を誇るエリザベス2世は94%の人が知っており、84%が好意的に評価。否定的評価は10%だった。エリザベス2世は70年214日という英国史上最長の在位記録を持ち、多くの国民にとって各個人の存命中に即位した唯一の君主だった。1997年のダイアナ元妃の死後の対応は最も困難な時期とされるが、2022年の死去の際には25万人以上が弔問に訪れ、葬儀では100万人以上が沿道に集まった。

■2位 ヴィクトリア女王(1837~1901)

純粋好感度スコア:+50%

63年間にわたって君主を務めたヴィクトリア女王の時代は「ヴィクトリア朝」として知られ、大英帝国が世界を支配する黄金期となった。王室の威信を回復し、国民との結びつきを強化することで共和制への移行を防いだと評価される。

■3位 ジョージ6世(1936~1952)

純粋好感度スコア:+40%

エリザベス2世の父。本来は国王になる予定ではなかったが「王冠をかけた恋」で有名な兄、エドワード8世の退位により即位。第2次世界大戦中も国を離れず、国民と苦難を共にしたことで人気を得た。映画『英国王のスピーチ』では吃音症に悩みながらも演説を行う姿勢が共感を呼んだ。

■4位 エリザベス1世(1558~1603)

純粋好感度スコア:+36%

ヘンリー8世の娘でプロテスタントとカトリックの宗教対立を巧みに乗り越え、国家分裂を防いだ。1588年のスペイン無敵艦隊の撃退は最大の功績の一つ。シェイクスピアの時代と重なり、文化的な影響も大きい。

■5位 ジョージ5世(1910~1936)

純粋好感度スコア:+30%

君主制が欧州で相次いで崩壊する中、生き残りを図った王。1932年にクリスマスラジオ放送を開始し、国民との距離を縮める試みを行ったことも評価されている。

【ワースト5へつづく】
By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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