現役の国王でありながら唯一、処刑されたチャールズ1世。英国史の中にあってもあまり誇ることが難しいためか、その処刑現場となったバンケティングホールはあまり派手に宣伝されることもなく、気を付けていないと気づかずに通り過ぎてしまいそうなくらいです。そのためかいつもあまり混んでおらず、ゆっくりとルーベンスの天井画を鑑賞することができます。トイレも立派です。ロンドン観光等で歩き疲れたら、ここで少し横になって英気を養ってみるのもありだと思います。ルーベンスの天井画は取り付けられてから一度も動かされていない唯一の作品だそうです。これを描かせたチャールズ1世も、断頭台に向かう前に見たであろう風景がそこにそのまま広がっています。
入場料6.50ポンド(2019年)には音声ガイド料も含まれています。幸い日本語もあるのでぜひ利用しましょう。