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5/28 財務大臣の愛猫、再び家出→見つかったはいいけれど…

財務大臣ジョージ・オズボーン氏のもとで飼われているネコのフレヤちゃんが、ホワイトホール(ウェストミンスターの官邸街)にある財務相公邸から『家出』。約2.5キロ離れたヴォクソールで、心細げに鳴いているのを通りかかった女性に保護された。翌日、無事に公邸に戻ったフレヤちゃんだが、思わぬ後日談があったことを「デイリー・メール」紙が報じた。

フレヤちゃんは、労働党政権下でオズボーン氏が野党保守党の影の財務相を務めていた2009年、オズボーン家にやってきた。当時、オズボーン一家は西ロンドンのノッティング・ヒルの自宅で暮らしていたが、その数ヵ月後にフレヤちゃんは蒸発。2012年に見つかるまで、野良猫暮らしを送っていたと見られている。

家出癖があるこのフレヤちゃん、今度もフラリと出て行ったきり、公邸に戻れなくなってしまったようだが、26日午後11時ごろ、ヴォクソールでおなかをすかせて鳴いているのを、友人2人といっしょに通りがかったケイト・ジョーンズさん(31)に『保護』されたという。出されたキャットフードを食べ、フレヤちゃんはジョーンズさんの枕の上で一夜を明かした。

首輪を見て、飼い主が誰かを悟ったジョーンズさんが財務相公邸に連絡。翌日、財務相の側近スタッフと共に、フレヤちゃんは車で公邸へと戻っていったとされる。

これで、めでたしめでたし…と思いきや、ジョーンズさんと思しき人物が、ある写真をツイッターに投稿、物議を呼ぶことになってしまった。

写真には、キャットフードを前にしたフレヤちゃんと、メッセージが写っており、「この子はヴォクソールの路上でみつかりました。でも、世の中、フレヤちゃんのように幸運な人(ネコ)ばかりとは限りません。ジョージ、どうぞこれ以上、ホームレス支援の補助金を削るのはやめてくださいね」と記されていた=写真(「デイリー・メール」紙より)。

ジョージはもちろん、財務相のこと。ジョーンズさんは、ホームレスを支援する慈善団体「Thames Reach’s London Street Rescue」で働いており、「朝5時に起きて、ニューアム地区で24人のホームレスの人々が寝泊りできるところを探して奔走しても、受け入れ場所が皆無ということもあるのに、運転手付きの車で公邸にもどっていくネコもいるというのは、ちょっと皮肉な話」とコメントしている。

 
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