■ある王室関係者が、ハリー王子がフロッグモア・コテージを立ち退く際、「怒りに満ち溢れ、涙さえ見せていた」と語った。英各メディアが報じた。
回顧録「スペア」が発売された後の2023年3月、サセックス公爵(ハリー王子)はチャールズ国王からフロッグモア・コテージ退去を求められた。これに対してハリー王子は激怒したという。当時のある関係者はイブニング・スタンダード紙に「サセックス夫妻はフロッグモア・コテージ居住の特権を失った。英国での生活は終わりだ。もしも英国で住居が必要なら個人で買うしかないだろう」と話していた。23年6月、メガン妃とハリー王子はフロッグモア・コテージの鍵を返し、家財は米国のカリフォルニアに送られた。
王室に詳しい作家のトム・クイン氏は「ミラー」紙のインタビューに答え「ハリーは現役の王族を辞めるという選択が即ち、王室所有の住居を失うことだということを理解できなかったのだ。彼はそれを父チャールズからの『残酷な懲罰』と受け止めている」と語った。続けて「ハリーは父からの仕打ちに、父と母(ダイアナ元妃)が離婚に向けて長い間争っていた時のことを重ねていた。ハリーは常に不公平さを感じていた。ハリーは税金で賄われる警備であれ、豪華な家であれ、自分が望むものは何でも手に入ると感じていた。ハリーは甘やかされた小僧のように振舞う哀れな金持ちの子どもに過ぎないのだ」と語った。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)