政府の公式発表によると、英国の喫煙率は過去最低に下がり、16・9%を記録したという。また、喫煙していたが禁煙に成功した人は1460万人となり、喫煙者の720万人の2倍であることも明らかになった。「デイリー・メール」紙が報じた。
これらの数字は、喫煙者にタバコをやめるよう呼びかけるイングランド公衆衛生サービス(PHE)の禁煙キャンペーン「Stopober」が10月に行われるのにさきがけて発表されたもの。
禁煙に踏み切るセレブリティたちも相次いでいる。例えばテレビ番組『ストリクトリー・カム・ダンシング』の出演で有名なダンサー、クレイグ・レヴェル・ホーウッドさんや、元クリケット選手のフィル・タフネルさん、歌手のナターシャ・ハミルトンなどがタバコの誘惑に打ち勝ったことが伝えられた。
PHEの代表であるダンカン・セルビー氏は、「喫煙者の4分の3がソーシャルメディアを利用していることから、新しいフェイスブック・メッセンジャーのツールや『Stopober』のアプリなどを提供して禁煙を呼びかけている」と話す。
しかし、同組織のケヴィン・フェントン教授は「喫煙を止めた人がかなりの数に上るというのは朗報だが、喫煙者がまだ700万人以上もいる」と喫煙者の数の多さに言及。喫煙に起因するとされる病気は、予防可能と考えられているにもかかわらず、毎年7万8000人もの犠牲者を出している。英国政府は引き続き、喫煙者を減らすための働きかけを続けていくと見られている。