今も国内外で多くの『ファン』がいる、故ダイアナ元妃。同妃が、パリで悲劇的な死を遂げてから今夏で20年であるのにあわせて、6日に民放「チャンネル4」が放映した、ドキュメンタリー「Diana: in Her Own Words」は大きな衝撃をもって迎えられた。この番組は、当時元妃のボイスコーチを務めていた俳優のピーター・セッテレン氏が録画した、いわゆる『ダイアナ・テープ』を中心に作られたもの。
同番組内で、ダイアナ元妃が、チャールズ皇太子が国王になるのを「阻止するために、できうる限りのことをする」と話したことなどを各メディアが伝えている。
この発言は、死の約5ヵ月前に、BBCのテレビ・カメラマンが撮影したという、別の音声画像に含まれていたと説明されている。
同妃は、息子のウィリアム王子がエリザベス女王から君主の座を譲られることを切に望んでいるとコメント。
また、同妃とジェームズ・ヒューイット氏の不倫について、チャールズ皇太子は「知っていた」とふりかえり、同皇太子は、ダイアナ元妃の不倫をむしろ歓迎し「これで自由になれた、自分の人生に戻れる」と喜んでいたという。
一連の報道の中には、20年の時を経て、ダイアナ元妃がうらみを晴らしているとの表現が見られるのもうなずける内容。チャールズ皇太子は自業自得といえるが、ウィリアムとハリー両王子は、気の毒だとしかいいようがない。