ダイアナ元妃がパリで悲劇的な死を遂げてから今夏で20年。遺児である2人の王子が、母、ダイアナ元妃への熱い思いを吐露するなど、同妃に関する話題が尽きない夏となっている。そのような中、同妃の弟で、実家のスペンサー伯爵家の当主となっているチャールズさんが、ダイアナ元妃の墓所をあばこうとした『墓あらし』の被害に、この20年で4度も遭いそうになったことを公表した。「メトロ」紙が伝えている。
ダイアナ元妃は、中部イングランド、ノーサンプトンシャーのオルソープにある実家、つまりスペンサー伯爵邸の敷地内に眠っている。同邸の広大な庭に造られた、人工湖の中央に浮かぶ小島の『どこか』に埋葬されているという。
湖のほとりから望める、メモリアル(記念碑の役割を果たすあずまや)の下には同妃は眠っていないとされ、実際に同妃が埋葬されているポイントを知るのは、チャールズさんら、一握りの人たちのみ。
この20年で、『墓あらし』を試みたのは4組。いずれも未遂に終わったことをチャールズさんがこのほど公表し、話題となっている。
ちなみにオルソープは一般公開されており、入場料は18.5ポンドとかなりの高額ながら、ダイアナ元妃の人気はあいかわらず高く、訪れる観光客が絶えない。現在、同妃の眠る小島では改装工事が行われている。