ロンドンの数ある博物館の中でも人気の高いロンドン自然史博物館。メインホールにはこれまで大型草食恐竜のディプロドクスの全身骨格「Dippy」が展示され、シンボルとして多くの人に愛されてきた。だがこのたび、「Dippy」に代わってシロナガスクジラの全身骨格「Hope」がホールに登場。「メトロ」紙が伝えた。
キャサリン妃もさっそく博物館に足を運び、「地球上史上最大の動物」であるシロナガスクジラの骨格と対面。
「Hope」の全長82フィート(約25メートル)の骨格はメインホールの天井から吊るされており、迫力ある空間を生み出している。博物館ディレクターのマイケル・ディクソン氏は、この空間に「生命の儚さと、地球を守る人間の責任というものを想起させる」というメッセージを込めたという。
このシロナガスクジラは1891年にアイルランドの海辺に打ち上げられたもの。
「Dippy」は今後英国中の博物館を巡回する予定だという。