Japan Journals Leaderboard
Japan Journals Leaderboard

クリスマスもお正月もひとりだった…独居の英国人が増加

英国では、日本以上に「家族」の行事であるクリスマス。面倒だと思っている人は少なくないだろうが、望んでも家族で過ごすことのできないケースも多い。家族関係の崩壊や離婚などで、一人で暮らす人が増加していることが、英国赤十字と「Co-op」の共同調査により明らかになった。「デイリー・メール」紙が伝えた。
今回の調査では、孤独は高齢者だけの問題ではなく、若くして子どもを生んだ女性も、人生でひとりで過ごす時間が長いことから、孤独に陥りやすいという結果がでた。25歳以下で子どもを生んだ女性の3人に1人、10代で主産した人の半数以上が子どもの父親と離れて暮らしていることが分かったという。
全ての時間、またはほとんどの時間を孤独に暮らす人の数は900万人を超えていることが判明。このうちの半数が、少なくとも時々孤独を感じると答え、孤独を全く感じたことがないと答えた人は5分の1にとどまった。
パブをはじめとする社交の場が急激に減っていることや、地方では交通の便が悪く親族や友人に会いに行きにくいことなども、孤独に拍車をかけていると調査元は分析している。
また、英国国家統計局の統計によれば、30代、40代を孤独に過ごす3分の2は男性で、パートナーとの離婚や破局が主な理由とされている。
孤独は喫煙や肥満に匹敵するほど、健康に悪影響を及ぼすという。孤独から「うつ」が引き起こされたり、過度の飲酒や過食に走り、それが心臓病や高血圧の原因になったりしていると指摘されている。
このような孤独な人、1人あたりにつき、15年間でNHS(英国民医療サービス)が費やすのは1万2000ポンドと計算されており、NHSにとっても深刻な問題となっているという。
配偶者やパートナーと一緒に住むより一人で住む方が優遇される、現在の税制も独居者を増やす原因のひとつであるとの批判もある。さらに離婚後の生活を美化するような報道がたびたびなされ、一種のファッションとなっているものの、現実は異なり、例えば50代で離婚した場合、その後にまっている孤独の深さは決して軽視できるものではないと調査元では話している。