■厳しい暑さが続くと、寝苦しさに悩まされる人は少なくない。故エリザベス女王が毎年夏を過ごしたスコットランド・バルモラル城は、猛暑に見舞われることは少なかったと見られているが、それでもスコットランドらしからぬ高い気温になることもあったという。同女王が実践していた「快眠習慣」について、情報誌「ウーマン&ホーム(Woman & Home)」(電子版)が報じた。

故エリザベス女王は8月から10月初めにかけて、スコットランドにあるお気に入りの居城、バルモラル城で過ごすのが慣例だった。元王室執事のポール・バレル氏によると、同城での滞在中、女王は寝室の窓を決して閉めさせなかったという。バルモラル城は、「高地地方」とも訳されるハイランド地方にあり、同エリアの新鮮な空気を好み、夜通し窓を開けて過ごしていたとされている。秋が深まり気温が下がると、何枚ものシーツや毛布、羽毛布団を重ねて寒さをしのいでいたという。
冷暖房の専門家アンガス・ストラザーズ氏は、外気のほうが室内より暑い日中に窓を開けると、かえって熱気を室内に取り込んでしまうため日中は閉めておくほうが効果的であるケースも考慮すべきだとしながらも、気温が下がる夕方以降に窓を開けるのはきわめて理にかなっていると述べている。
女王は休暇中も規則正しい生活を送っていたとされ、就寝時間を厳守。午後11時頃に就寝し、午前7時30分頃に起床する生活を続け、およそ8時間半の睡眠を確保していたという。しかし、眠れない夜もあり、そういう夜には城の敷地内を散歩することもあったとされている。元近衛兵は、午前3時頃に暗闇の中で人影を見つけて「誰だ」と呼びかけたところ、それが女王本人だったという逸話を紹介。「危うく撃つところでした」と謝ると、女王は「次は前もって電話するようにしておくわ。そうすれば撃たなくて済むでしょう」とユーモアたっぷりに返したという。
また、朝は目覚まし時計ではなく、君主に仕える専門のバグパイプ(スコットランドの伝統的な楽器)奏者の演奏で一日を始めるのが恒例だった。奏者は毎朝15分間、女王の寝室の外で演奏し、この伝統は現在もチャールズ国王のもとで受け継がれている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)










































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