■故エリザベス女王(2022年に96歳で逝去)の妹、マーガレット王女(2002年に71歳で逝去)は、快活で率直な性格の持ち主だった。そうした一面はすでに幼少期で確立されており、7歳の頃にも鋭い本音で周囲を驚かせたことがあったという。女性誌「マリ・クレール」(電子版)が伝えている。

1936年、エドワード8世が米国人女性ウォリス・シンプソンとの結婚を選び、王位を退位したことで、エドワード8世の弟であるアルバート王子(エリザベス王女とマーガレット王女の父)がジョージ6世として即位。10歳のエリザベス王女の人生は、この出来事によって一変した。
王室ジャーナリストのロバート・ジョブソン氏が今年1月に出版した著書『ウィンザー・レガシー』によると、当時ヨーク公爵夫妻だった後の王太后とジョージ6世は、突然の即位に「深い悲しみに包まれていた」という。家族の生活は一夜にして変わり、新たに王妃となった母は、エリザベスに対し「弟が生まれない限り、あなたが将来の君主になる」と伝えたとされる。この話を聞いた7歳のマーガレット王女は、姉に「それって、あなたが次の女王になるということ?」と尋ねた。エリザベスが「いつかはそうなるわ」と答えると、マーガレットは短くこう返したという。「Poor you.(かわいそうに)」。この言葉は後に語り草となった。
将来の女王として重い責任を背負うことになったエリザベスに対し、「予備の王族」としてのマーガレットの将来は不透明だった。2002年に亡くなった後、英紙テレグラフは追悼記事の中で、両親が姉妹の将来の差を埋めるため、マーガレットを特に可愛がっていたと伝えている。ジョージ6世はとりわけ溺愛していたという。また、エリザベス自身も、妹の立場の難しさを理解していた。1952年、父の死後に友人へ宛てた手紙の中で、彼女は「母とマーガレットこそが最も大きな悲しみを背負っている。私には仕事と家庭があるが、彼女たちの未来は空白に見える」と記している。姉妹それぞれに異なる重荷があったことが、静かに語られている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)










































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